今、チラシ販促で何が起こっているのか?

新聞購読者減の中でもチラシ閲覧のニーズは高い?

企業の販促手段としてチラシを用いることは従来から行われていますが、インターネットの普及により、これまで主流となっていた折込チラシからwebチラシ 作成を行った販促が増えるなど、販促担当者にとってはチラシの在り方について頭を悩ます時代と言えるのではないでしょうか。

スーパーマーケット年次統計調査報告書」によると、スーパーマーケットの多くでは現在も販促手段の一つとして新聞折込チラシを活用し、それを今後も続けるとしている企業が6割を超えている一方で、減少するとした企業が2割台後半という数字になっています。

一方、消費者に目を移すと新聞折込チラシを読む方は8割を超えており、それを閲覧したことが店舗を利用したキッカケになったとする方が7割を超え、8割に迫っています。ただ、この数字は掘り下げてみると年代や性別で大きく分かれるようで、年代が高い女性ほど折込チラシをよく読む傾向にあり、年代が若くなるに連れてそれほど読まない傾向にあるようです。それでも消費者にとってチラシは店舗を訪れる動機になっていると言え、新聞を読まない世代に向けていかにチラシを届けるかがカギを握っているのかもしれません。

新たなチラシ販促「webチラシ」の閲覧率が年々増加!

新聞そのものの購読者数が下降傾向にある現代において、折込チラシ販促の効果は決して高いものとは言えず、それに変わって閲覧率が伸びているのがwebチラシ販促です。

インターネットが著しい普及を見せている中で、販促手段として自社ホームページに電子チラシ 作成を行って掲載する企業も少なくないでしょう。消費者にとっては自分の好きなタイミングで好みのwebチラシを閲覧できるのは大きなメリットになっており、また好みの商品やサービスの情報を探して選択できる時代です。これまでは与えられた情報の中から選ぶことしかできませんでしたが、電子チラシ 作成を行なうことでエンドユーザーの選択の幅が広がり利便性が向上している現在の流れ、折込広告からwebチラシへ移り変わって閲覧率が増加しているのはごく自然な流れと言えるでしょう。
実際、企業によってはネットチラシ 作成をして消費者に見てもらい、実店舗への誘導を促すO2Oなどに取り組むなど、積極的にインターネットを活用した販促を行っています。では、消費者はネットチラシでどのような商品やサービスを見ている傾向にあるのでしょうか。

ネットで見たいチラシ上位は生活関連という結果に。

 

「gooリサーチとjapan.internet.comによる共同企画調査」の結果では、消費者が見たいネットチラシは生活関連に偏っている傾向で、1位はスーパー、2位に日用・生活雑貨・家電、そして3位はドラッグストアとなっているようです。
これらのチラシは新聞折込チラシで見かける機会が多いですが、前述のスーパーマーケットの調査報告書にあったように、新聞購読者が減少しているため自然に紙ベースのチラシに触れる機会が少なくなっているのが現状です。これでは、まだまだ利用頻度が高いという側面があっても従来通りの費用対効果が臨めないことは明白です。
生活の中で新聞やテレビを見るよりもインターネットの情報を見ている時間が長いと言われる現代において、電子チラシ販促をいかに活用するかが販促担当者の腕の見せどころなのかもしれません。

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